小学校低学年

発達障害息子の学校の準備できない病を改善した体験談【やることの見える化・子供を褒める仕掛け作り】

小学校低学年

私は小学校三年生の男の子と一歳半になる女の子の子育てに奮闘中の母親です。

長男の息子は、保育園時代までは特に問題もなくスクスクと成長しましたが、小学校に上がると学校の準備や宿題が全然できず、発達障害の疑いがあるため、療育センターを受診。小2の頃に自閉症スペクトラムの診断を受けました。

自閉症スペクトラムの診断を受けた当時、私が息子のことで最も悩んでいたことは「学校の準備ができない」ということでした。

毎朝毎朝、いつも息子はドタバタしてばかりで、遅刻が多発していたのです・・・。

自閉症スペクトラムの診断を受けて、息子が普通の子と少し違うということは理解しているものの、だからと言って「息子はなぜ学校の準備ができないのか?」「どうすれば学校の準備ができるようになるのか?」という具体的な答えまでは見つかりません。

そんな中、私が手探りで色々と試してみて、息子が学校へ行く準備をできるようになった体験談を紹介したいと思います。

ポイントになるのは

やるべきことの「見える化」

褒めること

の2つです。

まずは声がけをしてみた

まず、最初にやってみたことはとにかく声をかけることでした。

学校から帰ってきて一つ一つ全てに声を掛けるようにしました。

帰ってきてすぐに宿題をやることを習慣化させたかったこともあり、とにかく宿題をするように声をかけました。本人のやる気の問題が別にあったりもしましたが、とにかく声掛けをすることでなんとか宿題だけはできるようになりました。

しかし、声がけで改善されたのは宿題だけでした。相変わらず朝はドタバタですし、息子も私の声がけが口うるさく感じるようになって、私と息子も険悪な雰囲気となってしまったので、別なやり方を考えることにしました。

やるべきことを「見える化」してみた

次のやり方は、白紙にやることリストを書いて、やるべきことを見える化することでした。

やることが可視化されると本人も理解しやすいようで、少しずつ自分で学校の準備をできるようになりました。

やるべきことの見える化は、確かに効果はありましたが、白紙にやることリストを書くだけだと、「どれをやって、どれをやっていないのか」がわからなくなって混乱してしまうため、もう一歩踏み込んだ工夫が必要でした。

そこで、やることリストにチェック欄を設けることにしました。白紙の紙にチェック欄を設けると、毎日毎日、紙を用意する必要があって大変なので、ホワイトボードとマグネットシートを使うことにしました。

どちらも100円均一で買える物です。

マグネットシートを小さく切って、そこにやることを書いて、ホワイトボードに貼る・・・という要領です。

子供を褒める仕掛けを作ってみた

子供にやる気を起こさせるために、マグネットシートにちょっとした工夫を凝らしました。

マグネットシートに書いてある「やること」が終わったら、そのマグネットシートを裏返しにするんです。

そしてマグネットシートの裏側には、息子の好きな恐竜などのシールを貼り、「頑張ったね」「よくできました」「すごい!」などと子供を褒める言葉を書き加えました。

こうすると、息子もマグネットシートを裏返すのが楽しみになり、自発的に学校の準備に取り組むようになりました。

この試みを実践することで、息子に対する「やりなさい!」という声がけが減り、息子・私ともにストレスが軽減できたような気がしています。

やることリストに時間を加えてみた

そこから少しだけアレンジしたものもあります。朝の支度などはどうしても苦手だったようでそのホワイトボードに時間を書いてあげました。そうするとこの時間までにひっくり返せば良いんだ!と思えたようでこれも少しずつですができるようになりました。

いろいろとやってみましたが、目に見えてやることがわかることと息子にとって好きなものの絵が出てきて好きなものでいっぱいになるようでうまくいった方法でした。楽しく準備できるようになったことで少しずつですが学校の忘れ物も減り学校に行く準備もスムーズにできるようになりました。

親子にとって無理なく楽しい範囲で学校生活を送れるようになり良かったです。

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