こんにちは。初めまして。私は、現在小学5年生と3年生の2人の男の子の母親です。
2人とも元気いっぱいに毎日学校に通っています。実は、3年生の弟は1年生の頃、軽度のADHDとLDの診断を受けました。ADHDと言っても、注意欠如と衝動的行動が主に見られ、多動症はありません。今回は、LD(学習障害)について息子の状況を詳しくお話できたらなと思っています。
学校ではみんなに馬鹿にされ、勉強もままならず・・・
このLDの診断を受けた当時(小学1年生の時)は、4歳~5歳の学習脳力しか無かったので、言葉をあまり喋ることが出来きず、少し吃り(どもり)もある状態だったでした。
学校ではみんなの会話についていけずバカにされている時もありました。授業中も、先生の話を聞くことが苦手なので、授業の内容はもちろん理解できず、板書もなか中写すことができません。
ノートは文字なのか記号なのかわからない解読不能なノートになっており、先生に自ら聞きに行ったりもしていました。社会や理科の授業はとても楽しかったみたいですが、算数や国語の授業の時は、補助の先生に着いていただいて監視していただきました。
1番、困るのはテストの時間です。緊張するとキョロキョロしたり、鉛筆を転がしてみたりと落ち着かなくなるので、テストは別の教室で受けていたみたいです。点数に関してもやはり厳しく、最高が100点満点中50点でした。特に、国語の文書問題のテストは壊滅的で毎回0点でした。
医師のススメでしりとりを実践!
すっかりやる気をなくしてしまった息子の姿を見て、私は、診断を受けた病院の先生に相談することにしました。
「この子の為に今、1番必要なことは何でしょうか?」と聞くと、先生からこうアドバイスがありました。
「今は1番言葉を吸収する時期に入ってるから、たくさん言葉を教えてあげて下さい。しりとりなんかが良いですよ。」
と。
そして私は、アドバイスを受けたその日から毎日、しりとりをやってみることにしました。
初めは言葉のボキャブラリーが少ないのでなかなかしりとりが続きませんでしたが、1週間、2週間経つと、驚くことにしりとりが全く終わらないほど続くようになりました。これは本当に進歩です。気づいたら吃ることも無くなっており、スラスラと喋る息子がそこに居ました。
夫の実家に行く度に、義父や義母に息子の吃りについて嫌味を言われていましたが、いつの間にか言われなくなり、私自身も晴れやかな気持ちで実家に行くことが出来るようになりました。
息子もおしゃべりが楽しいのか、得意気にお友達と会話していますし、担任の先生にも自ら話かけに行くようになりました。本当にあの時、適格なアドバイスをいただけたおかげです。
私も少なからず発達障害についての本は読みましたが、息子と当てはまる部分が少なかったので、あまり参考になりませんでした。
次の課題は文字を書くこと
喋ることについては、みるみる成長を見せてくれましたが、文字を書くことは、3年生になった現在でもとっても苦手です。
ひらがな・カタカナ・漢字の中でも、特にカタカナが1番苦手です。聞くだけではなかなか文字として覚えられません。シとツ、ンとソの形は未だに見て書いてても間違えます。
漢字に関しては、漢字の形を認識するのが苦手なので、画数の多い物だと絵になっています。今もお風呂の壁とトイレの壁には、あいうえお表が貼ってあります。少しでも認識するように、机の上のマットの中にもあいうえお表を入れています。
これからの子供の成長が楽しみ
3年生になった現在は、教室でテストを受けれるようになり、苦手な文章問題も0点は無くなりました。ノートもしっかり書いてくるようになったので、少しホッとしています。
まだまだ周りの子ども達との差を感じるときがありますが、他の子と自分の子を比べることをやめて、この子の能力やタイミング、やる気を出してあげれるように、私自身も時間と心に余裕を持って子供と向き合うよう心掛けています。
例えば、毎日の日課である学校からの宿題などですね。
3年生になると、課題も増えてなかなか大変です。プリント1枚の時は楽なのですが、ドリルの宿題になると、面倒くさいのかノートを開いて鉛筆を持って書き始めるまで、5分は必要となります。
そんな時は、ガラッと変更しちゃいます。おやつタイムにしたり、本読みの宿題からやったりと、子どもに聞きながら、臨機応変に対応してます。嫌々ながらやらせても、効率も悪いし、私自身もクタクタになっちゃうんですよね。夕飯を作り出す間までが子どもと向き合える時間なので。
たまにどうしてもやる気の起きない日があるみたいで、何してもダメな時は、担任の先生に理由を連絡ノートに書いてそのまま提出させています。ただし、先生には「宿題をやってこなかったことをちゃんと叱って下さい」とお願いしています。
たとえLD(学習障害)だったとしても、「宿題をやらないとこういう風に叱られるんだよ!」ということを子ども自ら感じ、自分で理解して欲しいと思っているからです。
宿題をやらずに学校に行った日の夕方、しょぼんとした顔で帰ってきて、直ぐに苦手なドリルを開いて黙々とやり始める子どもの姿がありました。
私が、「今日はどうしたの?いつもより早く取りかかかれたじゃん。」とちょっと驚いた表情で聞いてみると、子どもから「今日、先生に怒られちゃった。」とボソッと伝えてくれました。
すると、子供はその日から1週間ぐらい苦手なドリルを続けることができました。ただ、最近は叱られた後でも3日が限界なってきているので、何らかの対策を考えなければと模索中しているところです。
いろいろと課題はありますが、1~2年生の時から比べると驚くぐらいの成長を見せてくれているので、これからどんな顔をみせてくれるのか楽しみです。
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